――花の都フィレンツェ。
ポンテ・ベッキオやウフィツィ美術館、ベッキオ宮殿など
観光に事欠かないこの街ですが、
その中でも、誰もが一度は目にしたことあるであろう
フィレンツェのシンボルと言っても過言ではないのが、
このサンタ・マリア・デル・フィオーレ(通称・ドゥオモ)ではないでしょうか。

Cattedrale di Santa Maria del Fiore(サンタ・マリア・デル・フィオーレ)
Piazza del Duomo, Firenze, Italia
フィレンツェ滞在2日目。
サンタ・マリア・ノヴェッラ見学を終えた我々は、
その足でドゥオモを目指します。
徒歩で5〜10分程度。
フィレンツェは観光名所が割りと密集しているため、
回ろうと思えば全て徒歩で移動できるのも魅力的。
道中、歴史ある町並みを眺めながらというのも、旅の醍醐味。
石畳と歴史ある建物が続く通りを行くと、
“いきなり”という言葉がピッタリくる程、
突然建物の合間からドゥオモがその姿を現します。

白と緑、ピンクの大理石によって装飾されたその外観は、
言葉を失う程堂々たるもの。
それもそのはず。
石積み建築のドゥオモとしは、現在でも世界最大を誇る
ゴシック〜ルネサンス期の最高峰なんです。

19世紀に完成したとされる、
ネオ・ゴシック様式のファサード。
どこもかしこも精巧な装飾が施されており、
隙がまったくありません(当たり前……)!
思わず感嘆のため息が漏れるばかり。
このドゥオモ広場には、
サンタ・マリア・デル・フィオーレの他、
ファサードの正面に、サン・ジョヴァンニ洗礼堂。
(2015年7月当時は工事中だったため、写真はなし。。)
ファサードの反対側に大聖堂付属の美術館。
そして、ファサードを正面に見た右手側に、
このジョットの鐘楼が建っています。

Campanile di Giotto(ジョットの鐘楼)
※写真は鐘楼の入り口側から撮っているため、右側に写っている建物がドゥオモにあたります。
ドゥオモ、そしてフィレンツェ全貌を眺められるのが、
このジョットの鐘楼と、ドゥオモのクーポラの二箇所。
この2つは、上部の展望スペースまで上がることが可能です。
どちらも素晴らしい景色を見られること確実ですが、
個人的にオススメなのは、このジョットの鐘楼。
その訳は後述するとして……
ジョットの鐘楼、及びドゥオモのクーポラに登るには
どちらもチケットが必要となります。

こちらがそのチケット。
チケットは「ドゥオモ共通券」として販売されていて、
1枚10€。
共通券ということからもお分かりの通り、
このチケットが1枚あれば、このドゥオモ広場はほぼ制覇可能。
<利用可能施設>
・ドゥオモ クーポラ
・ジョットの鐘楼
・サン・ジョヴァンニ洗礼堂
・サンタレパラータの地下聖堂(大聖堂地下)
・付属美術館
※諸注意事項は下記オンラインストアを確認ください。
購入場所は、公式サイトのオンラインストアをはじめ大聖堂内の地下、
付属美術館など、様々なところで購入が可能ですが
「サン・ジョヴァンニ洗礼堂」の入り口、
もしくはこの「ジョットの鐘楼」入り口で買うのが
そこまで混んでおらず、ラクでしょう。
私達も「ジョットの鐘楼」入り口に並び、
受付で共通チケットを購入して、そのまま鐘楼を登りました。
……このジョットの鐘楼。
登ると本当に美しい景色が見られるため
是非訪れた際は登っていただきたいのですが、
ここでひとつ忠告。
まずこの鐘楼、上まで登る方法は階段しかありません。
その段数、計414段――。
入り口には、「心臓に障害のある方は登らないように」との注意書きまで。
……いやいや、心臓に障害がなくともきっついです。。
私達がフィレンツェを訪れたのは、真夏の7月中旬。
すれ違うのがやっとの程しかない狭い幅、結構急な階段。
そして、真夏ということもあり、ものすごく暑い……。

とはいえ、上まで永遠に階段なわけではなく、
鐘楼内部は、チケット売り場である1階を含む
このような5階建て構造になっています。
写真は恐らく4階から見下ろしたところでしょう。
この途中の踊り場で休憩ができるのと、
階を登る毎に、赤い屋根の町並みがどんどんと遠くなり、
隣にあるクーポラの高さへと迫っていくのが目に見えて分かるのが
救い&頂上まで登る意欲を掻き立ててくれます。
そして登り切ること414段――。
記事冒頭のドゥオモのクーポラが見える景色がそこに広がります。

360度、赤いレンガの屋根で統一された美しいフィレンツェの町並み。

この後向かうことになる、ベッキオ宮殿なども見えます。
……ひーひー言いながら、414段を登る価値?
こんなに素晴らしい景色を見られれば、もう何も言うことはないでしょう。
遠くから響く教会の鐘の音が、
フィレンツェに訪れたことを祝福してくれているよう。
――さて、何故クーポラを登るより
このジョットの鐘楼を登る方をオススメしたかというと、理由は簡単。
ドゥオモのクーポラをこんな間近で見られるのは、
このジョットの鐘楼だけだから。
ちなみにクーポラへ登る階段は463段。
どちらも登る元気(と勇気)のある強者はさておき、
どちらに登るか迷われたら、是非鐘楼を登ってみてください。
上空からドゥオモを堪能した後は、
一旦ドゥオモ広場で休憩がてらジェラートを。
オススメのお店なので、こちらはオマケにて後述。
そしていよいよドゥオモ内部へ。

ご覧のとおり、沢山の人・人・人。
入り口は正面ファサードの真横(写真右端)で、
入場の列は壁沿いをぐるりと沿い、
北側にあるクーポラ階段への入口付近まで続いていました。
ドゥオモ内部への入場は無料。
クーポラ階段の列と並ぶ列を間違えないように。
ちなみに、クーポラへ登る列に並んでも
共通券を持っていないと登れません(ここでチケットは売ってない)ので
ご注意をば。
大行列でしたが、意外にも進みは早い。
ドゥオモ内部は、外観と違いゴシック様式で意外にも簡素な印象。
とはいえ、ギベルティがデザインしたステンドグラスや、大理石の床など、
随所に見られる装飾はどれも素晴らしいもの。
そしてなんと言ってもこれ……

クーポラ内部に描かれたヴァザーリ作の『最後の審判』。
トスカーナの君主ともなった、
フィレンツェの政治家であり、実権を握っていた名門メディチ家。
そのメディチ家 コジモ1世お抱えの芸術家がヴァザーリです。
現代のウフィツィ美術館や、
ベッキオ宮殿内の「500人大広間」の壁画。
ウフィツィ美術館とピッティ宮殿を結ぶ、
ヴァザーリの回廊――コジモ1世やメディチ家のみが使用していた、
宮殿(自宅)と仕事場を行き来するために作られた渡り廊下――など、
フィレンツェを語るに外せない建築物や芸術を手がけたのもヴァザーリ。
(2016年10月公開の映画「インフェルノ」(原作 ダン・ブラウン著)にも出てくる!)
その作品のうちの一つが、このフレスコ画というわけです。
この辺のメディチ家の話などは、
まだ私も全然詳しくはないけれどとても興味のある話。
フィレンツェを知るにはまずその歴史から……と言っても
過言ではなないですが、いずれはきちんと学んでみたいもの。
ここで言うまでもなく、フィレンツェに訪れたら
必ずと言っていい程、誰もが足を運ぶであろう
このサンタ・マリア・デル・フィオーレ。
その名に相応しく、花のように美しい大聖堂でした。
この後はシニョリーア広場を抜け、
ポンテ・ベッキオの方へと向かうのですが、
それはまた次回のエントリで……。
ここまで読んでくださってありがとうございました!
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以下はおまけ……。
ジョットの鐘楼から下りてきたあと、大聖堂内に入る前に
立ち寄ったジェラテリアがこちら。
「Gelateria Edoardo」
Piazza del Duomo, 45R, 50122 Firenze, Italy
BIOのジェラートを取り扱っており、
ドゥオモを眺めながらジェラートを楽しめることもあってか、
地元客にも観光客にも大人気。

私が頼んだのは、
・チョコ
・ピスタチオ
・梨
のトリプル。
気温のせいもあり、少々溶けはじめてますが……
梨の梨感がすごかったり(!?)、とても美味しいジェラートでした!
イタリアでは結構ジェラートを食べましたが、
ここのが一番だったかも……。
階段登り切った後の一休みに、
ドゥオモを眺めながらのジェラート。オススメです。



