花の都フィレンツェ(6)〜フィレンツェの夜〜

イタリア旅行記・フィレンツェ編はあともう少し続きます。

ミケランジェロ広場、そしてサン・ミニアート・アル・モンテ教会を
見学し終え、オルトアルノ(対岸側)から再びアルノ川を渡り
歴史地区の方へと戻ります。

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夕日に映しだされオレンジに色に輝く
サンタ・トリニタ橋とポンテ・ベッキオが、
昼間とはまた違ったアルノ川を演出してくれます。

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ヨーロッパの夏らしく燦々と太陽が降り注ぐ昼間とは打って変わり、
優しくどこか郷愁漂うこの風景。

オレンジ色の屋根が立ち並ぶフィレンツェの街は、
より一層やわらかなオレンジ色に。

この時間帯がとても好きになったのも、この景色のおかげかもしれない……。

 

さて、この日の観光はこれにて終了なので、あとは夕食をば。

事前に調べて気になっていたアルノ川沿いのリストランテ、
「Bistro del Mare」へ向かいます。

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モダンでとってもオシャレな内装。

ディナータイムは夜の19:30〜。
イタリア人の夜ご飯は21時くらいなので、
我々はオープンとほぼ同時に入店したため
まだまだひと気も少なく、予約なしでもすんなり通してもらえました。

その名の通り、このリストランテはお魚料理が中心。

店内が薄暗かったこともあり、
あまり美味しそうに料理の写真が撮れなかったのが残念ですが……

まずはAntipasto(前菜)。

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エビとグレープフルーツ、それと桃かな?のサラダ。

特別凝った味付けがされていたわけではないのですが、
さっぱりとした塩味が素材の旨味を引き出していて
これが美味しいのなんのって……。

アンティパストの時点で、流石人気のリストランテ…!!という感じ満載。

続いてPrimo。

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……やだ、写真真っ暗。。

ウニとアンチョビのタリアテッレ。
二人でシェアするように、一品を半分にして出してもらいました。

これまた美味しい……。
ウニなんて普段あんまり好んで食べないし、
美味しいと思ったことないのに、これは美味しかった……

恐るべしイタリアマジック。。

続いてsecond。

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私は、白身魚のソテー(のようなもの;;)

これも、身がとてもホクホクぷりぷりで、
「あれ、こんな美味しい魚料理食べたことないかも……」と思うくらい
美味しかった。。

恐るべしイタリアマジッk

でもって最後はお待ちかねのDolce。

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レアチーズケーキのフルーツソース添え。

……もはや言うまでもなく美味しい。
(美味しいしか言ってませんがw)

濃厚なレアチーズと、程よい酸味のきいた
クランベリーソースがベストマッチ。

食後は、エスプレッソをなぜかサービスでご馳走していただいちゃいました(笑)

フィレンツェ市内の中でも、ちょっと良いリストランテなので
値段もまあお安くはありませんが、
折角だからちょっと奮発しちゃおう!って時には
もってこい&オススメのリストランテ。

地元の方にも人気の模様。

庶民的なトラットリアなども魅力的ですが、
フィレンツェに訪れた際はこんな素敵なリストランテにも
足を運んでみる価値ありです。

 

Bistro del Mare
  Lungarno Corsini, 4r、50100 Firenze, Italia
 
  Tel:+39 055 239 9224
  HP:http://www.bistrodelmare.it/home.aspx

 

そして夕食を終えリストランテを出た私達を迎えてくれたのは、
息を呑む程に素晴らしいこの景色――。

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夜景に浮かぶオルトアルノの町並みに、ポンテ・ベッキオ……。

そして、サンタ・トリニタ橋の上に出来た人だかり。
その人の輪の中から聞こえてくるのは、
美しいコーラスのボイスパーカッション。

異国のパフォーマンス集団とおぼしき方々が奏でていたそのコーラスが、
フィレンツェの街を彩るBGMとなって、
より一層素敵なフィレンツェの夜を演出していました。

色とりどりのネオンや看板が光り
様々な娯楽が溢れる東京とは違い、
フィレンツェにはビカビカと光るネオンも
若者が夜遊びをする場所もありません。

けれど、だからこそ見られる景色や
流れる時間がこのフィレンツェにはあります。

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街を歩けば、こうして楽器を奏でている人がいる。

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レップブリカ広場では、オレンジに輝くメリーゴーランドが
なんとも夢の国のようで。

同じくこの広場には、バンド演奏を奏でたり、
思い思いのパフォーマンスをする人々が沢山いました。

同じ時間のはずなのに、どうしてこうも東京とは違うのだろう……と
思わずにはいられない。

 

ここまで、ローマ〜フィレンツェと旅してきましたが、
イタリアは皆穏やかで心豊かに日々を生きている気がしました。

食べることを心の底から楽しんで、喜んで。

色々な景色に目を向けて歩いて。

“生きること”そのものを楽しんでいるように見えるイタリア人。
私もそんな風になりたい。そんな風に生きたい。
それがイタリア旅で一番感じた思いでした。

このイタリアの風土と文化がそんな人々を育んでいるのか、
イタリア人の気質がこの風土と文化を生んでいるのかは分かりませんが、
抱く気持ちは憧れそのもの……。

 

そんな思いを抱えながら歩いた夜のフィレンツェは
私の目には、見た目以上に輝いて映り、
時にはちょっと滲んだ涙でぼやけたりして……(笑)

 

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最後にもう一度前を通ったドゥオモ広場。

サンタ・マリア・デル・フィオーレも、
昼間とはまた違った顔を見せてくれました。

 

フィレンツェの夜にGrazie。

 

 

ここまで読んでくださってありがとうございました!
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花の都フィレンツェ(5)〜オルトアルノの景色〜

早いもので、もう5月。そしてGW。
来月で今年も半分終わるのかと考えただけで、なんだか妙な焦りが。。

4月に入ってから、新しいことを2つ程初めてみたので、
時間がもっとあったらなーなんて思う日々。

GWだし、せっかくの長いお休み、どこかに行かなきゃ時間がもったいなさすぎる!
……と、なんとか旅(海外)に出ようと調節してたんですが、
今回は国内――奄美大島に行って来ようかと思っております。

久しぶりの国内旅行……!

時間と多少のお金があるなら旅をしろ!というのが
近年の私の持論であります……(笑)

国内もまだ行ったことないところだらけなので、
勿論気になるんですが、それでもやっぱり気分は常に世界に向いていて、、、
私のオススメはやはりドイツ、スペイン。そして――やっぱりイタリア!
ということで、イタリア・フィレンツェ旅行記の続きに参りたいと思います。


 

ポンテ・ベッキオを渡り、
アルノ川の対岸側……オルトアルノに渡った我々。

次に目指すのは、ピッティ宮殿からのボーボリ庭園。

歴史地区と違い、素朴な石造りの建物が続きます。
太陽の日差しをいっぱいに浴びて
どこかオレンジ色に染まる町並みと、青々とした植物。
それらと雲ひとつない空のコントラストが本当に美しい。

ヨーロッパの「色」が私は大好きです。

地元の人たちが足を運ぶような
小さな帽子屋さんや、チョコレート屋さんなどを横目に、
辿り着いたのはピッティ宮殿前の広場。

Palazzo Pitti, Florence.jpg
By LivornoDP
出典元:Wikipedia
https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=31484326

(……写真撮り忘れたようなので、wikipediaさんから拝借。。)

ルネサンス様式の宮殿で、
当初はメディチ家のライバルであるピッティ氏が建設をはじめたそう。

しかし、完成した姿を見ることなく、息を引き取ったピッティ氏。

その後、この宮殿を買い取り、建設を再開し完成させたのが
メディチ家・コジモ1世だったとのこと。
ピッティ氏にしてみればなんだか複雑な思いだったであろうことは
想像に容易い気がしますが……。

そんなわけで、メディチ家の宮殿となったこのピッティ宮殿は、
政治の中心であった現在のウフィツィ美術館と、
前の記事で紹介したヴァザーリの回廊で繋がれ、
コジモ1世やメディチ家の人々は、
このピッティ宮殿で私的な時間を過ごしたのだとか。

今回、この宮殿は外観だけをさらりと見学。

ピッティ宮殿の前の通りを、しばらくまっすぐ道沿いに進みます。
すると見えてきたのは、ボーボリ庭園の入り口。

フィレンツェいち大きな公園であり、
観光名所としても、市民の憩いの場としても人気の庭園。

それもそのはず、ボーボリ庭園のひっろ〜〜い敷地内には
たくさんの豊かな自然が。

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  ボーボリ庭園(Giardino di Boboli)
   Piazza Pitti, 1, 50125 Firenze, Italia

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上の写真にもあるイゾロット(噴水広場)と
フィレンツェ市内を一望できる高台とを結ぶ
『Il Vittolone(イル・ヴィットローネ)』と呼ばれる一番大きな通り。

空高く伸びる青々とした木々と、
夏のイタリアの真っ青な空がやはり美しい……。

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Il Vittoloneの脇には、こんなトトロに出てきそうな
木のアーチ道があったり……。

……「インフェルノ」で、ラングドン教授達が
ドローンから逃げる時に使ったのも、恐らくこの木のアーチ。
確かにここなら、鬱蒼と茂る木々が隠してくれるので、
上空からは見つからなさそう……(笑)

それにしても、高台に向かうということからも分かる通り、
この庭園内も勾配が激しいこと激しいこと。。

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こちらが、ボーボリ庭園内から見たピッティ宮殿。

途中まで近づいたんですが、
真夏のイタリアの炎天下&長い坂道による体力消耗も相まって
「とりあえず外観だけでいいっか……(苦笑)」と断念。

と言っても、外観だけでもすごいのは十分に伝わってきます。

こんなに大きな庭園に面した宮殿なんだもの……
当時のピッティ氏や、メディチ家の権力がどれほど凄かったか。

ピッティ宮殿が望める広場を後にし、更に高台の方へまっすぐ進みます。

庭園内を散策しながら縦断し、
ミケランジェロ広場の方面へ向かおう、という計画でとったこのルート。

ヴェルヴェデーレ要塞へ辿り着いたはいいものの、
今度はそこから庭園を抜けるのに一苦労(笑)

若干迷子になりかけるわ、坂だらけだわ……
些かルート取りを間違えた気もしなくもなく。。

とはいえ、高台の方からは
こんな長閑でトスカーナらしい風景を望めたりもしたので
結果的にはオーライだったのかな?(笑)

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ボーボリ庭園を抜け、
さらに坂を下ったり登ったりしながら(笑)辿り着いたのは、
こちらもフィレンツェを象徴する観光名所と言っても過言ではない、
ミケランジェロ広場。

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  Piazzale Michelangelo(ミケランジェロ広場)
   Piazzale Michelangelo, 50125 Firenze, Italia

フィレンツェの町並みが一望できる、この広場。
ドゥオモやベッキオ宮殿など、フィレンツェを代表する建築物は勿論、
遠くのトスカーナの山々まで見渡せます。

どこまでも続く、オレンジの町並み。
ジョットの鐘楼に登ったときにも見たけれど、
この景観がずっと昔から変わっていないのかと思うと、
本当に筆舌に尽くしがたい。

今も昔も、そしてこれから先も、
フィレンツェはきっとこのままの姿で在り続けるのでしょうね。

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広場の中央には、どーんとミケランジェロの記念碑とダビデ像のレプリカが
フィレンツェの町並みを見下ろしているかのように立っています。

観光客で賑わうこのミケランジェロ広場は、
地元の人たちからも愛され、
恋人達の待ち合わせ場所としても使われているとか。

ロマンチックで羨ましい……。

 

さて、姉弟二人旅をしているロマンチックの欠片もない我々(笑)
フィレンツェの夜景……まではいかなくても、
町並みが夕焼けに染まる時間帯まで待とうかと思ったのですが、
この時の時刻はまだ18時頃。
7月〜8月のイタリアの夕暮れ時間はというと――20時過ぎから21時頃。

……潔〜く諦め、ミケランジェロ広場から少し登ったところにある、
教会を目指します。

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  Chiesa di San Miniato al Monte(サン・ミニアート・アル・モンテ教会)
  Via delle Porte Sante, 34, 50125 Firenze, Italia

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白と緑の大理石を用い、幾何学模様が施された
フィレンツェ・ロマネスク様式の美しいファサード。

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内部は薄暗く、しーんと静まり返った荘厳な空間。

決して派手ではないけれど、
それがより神聖さを増しているようにも感じられます。

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床のタイルも、なんだか美しい。

内部は3階に分かれており、
内陣奥下部には、無数の柱が並ぶ地下聖堂が。

この時は幸運にも、ちょうど夕方のミサの真っ最中。

グレゴリウス聖歌を聞きながら、そっとミサに参加。

ここまでの旅の無事への感謝と、
これから先の旅の安全を祈って――。

 

この日の“観光”は、このアル・モンテ教会で終了。

あとは歴史地区の方へと戻り、
夕食をとりつつ、ホテルへ戻る予定のみ。

厳かな聖歌の旋律と、窓から差し込む柔らかな夕日が、
なんとも優しくて神聖で……
素敵な一日の締めくくりと素敵な思い出が出来たことに感謝しつつ
教会を後にするのでした。

 

ここまで読んでくださってありがとうございました!
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