花の都フィレンツェ(6)〜フィレンツェの夜〜

イタリア旅行記・フィレンツェ編はあともう少し続きます。

ミケランジェロ広場、そしてサン・ミニアート・アル・モンテ教会を
見学し終え、オルトアルノ(対岸側)から再びアルノ川を渡り
歴史地区の方へと戻ります。

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夕日に映しだされオレンジに色に輝く
サンタ・トリニタ橋とポンテ・ベッキオが、
昼間とはまた違ったアルノ川を演出してくれます。

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ヨーロッパの夏らしく燦々と太陽が降り注ぐ昼間とは打って変わり、
優しくどこか郷愁漂うこの風景。

オレンジ色の屋根が立ち並ぶフィレンツェの街は、
より一層やわらかなオレンジ色に。

この時間帯がとても好きになったのも、この景色のおかげかもしれない……。

 

さて、この日の観光はこれにて終了なので、あとは夕食をば。

事前に調べて気になっていたアルノ川沿いのリストランテ、
「Bistro del Mare」へ向かいます。

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モダンでとってもオシャレな内装。

ディナータイムは夜の19:30〜。
イタリア人の夜ご飯は21時くらいなので、
我々はオープンとほぼ同時に入店したため
まだまだひと気も少なく、予約なしでもすんなり通してもらえました。

その名の通り、このリストランテはお魚料理が中心。

店内が薄暗かったこともあり、
あまり美味しそうに料理の写真が撮れなかったのが残念ですが……

まずはAntipasto(前菜)。

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エビとグレープフルーツ、それと桃かな?のサラダ。

特別凝った味付けがされていたわけではないのですが、
さっぱりとした塩味が素材の旨味を引き出していて
これが美味しいのなんのって……。

アンティパストの時点で、流石人気のリストランテ…!!という感じ満載。

続いてPrimo。

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……やだ、写真真っ暗。。

ウニとアンチョビのタリアテッレ。
二人でシェアするように、一品を半分にして出してもらいました。

これまた美味しい……。
ウニなんて普段あんまり好んで食べないし、
美味しいと思ったことないのに、これは美味しかった……

恐るべしイタリアマジック。。

続いてsecond。

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私は、白身魚のソテー(のようなもの;;)

これも、身がとてもホクホクぷりぷりで、
「あれ、こんな美味しい魚料理食べたことないかも……」と思うくらい
美味しかった。。

恐るべしイタリアマジッk

でもって最後はお待ちかねのDolce。

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レアチーズケーキのフルーツソース添え。

……もはや言うまでもなく美味しい。
(美味しいしか言ってませんがw)

濃厚なレアチーズと、程よい酸味のきいた
クランベリーソースがベストマッチ。

食後は、エスプレッソをなぜかサービスでご馳走していただいちゃいました(笑)

フィレンツェ市内の中でも、ちょっと良いリストランテなので
値段もまあお安くはありませんが、
折角だからちょっと奮発しちゃおう!って時には
もってこい&オススメのリストランテ。

地元の方にも人気の模様。

庶民的なトラットリアなども魅力的ですが、
フィレンツェに訪れた際はこんな素敵なリストランテにも
足を運んでみる価値ありです。

 

Bistro del Mare
  Lungarno Corsini, 4r、50100 Firenze, Italia
 
  Tel:+39 055 239 9224
  HP:http://www.bistrodelmare.it/home.aspx

 

そして夕食を終えリストランテを出た私達を迎えてくれたのは、
息を呑む程に素晴らしいこの景色――。

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夜景に浮かぶオルトアルノの町並みに、ポンテ・ベッキオ……。

そして、サンタ・トリニタ橋の上に出来た人だかり。
その人の輪の中から聞こえてくるのは、
美しいコーラスのボイスパーカッション。

異国のパフォーマンス集団とおぼしき方々が奏でていたそのコーラスが、
フィレンツェの街を彩るBGMとなって、
より一層素敵なフィレンツェの夜を演出していました。

色とりどりのネオンや看板が光り
様々な娯楽が溢れる東京とは違い、
フィレンツェにはビカビカと光るネオンも
若者が夜遊びをする場所もありません。

けれど、だからこそ見られる景色や
流れる時間がこのフィレンツェにはあります。

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街を歩けば、こうして楽器を奏でている人がいる。

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レップブリカ広場では、オレンジに輝くメリーゴーランドが
なんとも夢の国のようで。

同じくこの広場には、バンド演奏を奏でたり、
思い思いのパフォーマンスをする人々が沢山いました。

同じ時間のはずなのに、どうしてこうも東京とは違うのだろう……と
思わずにはいられない。

 

ここまで、ローマ〜フィレンツェと旅してきましたが、
イタリアは皆穏やかで心豊かに日々を生きている気がしました。

食べることを心の底から楽しんで、喜んで。

色々な景色に目を向けて歩いて。

“生きること”そのものを楽しんでいるように見えるイタリア人。
私もそんな風になりたい。そんな風に生きたい。
それがイタリア旅で一番感じた思いでした。

このイタリアの風土と文化がそんな人々を育んでいるのか、
イタリア人の気質がこの風土と文化を生んでいるのかは分かりませんが、
抱く気持ちは憧れそのもの……。

 

そんな思いを抱えながら歩いた夜のフィレンツェは
私の目には、見た目以上に輝いて映り、
時にはちょっと滲んだ涙でぼやけたりして……(笑)

 

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最後にもう一度前を通ったドゥオモ広場。

サンタ・マリア・デル・フィオーレも、
昼間とはまた違った顔を見せてくれました。

 

フィレンツェの夜にGrazie。

 

 

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花の都フィレンツェ(5)〜オルトアルノの景色〜

早いもので、もう5月。そしてGW。
来月で今年も半分終わるのかと考えただけで、なんだか妙な焦りが。。

4月に入ってから、新しいことを2つ程初めてみたので、
時間がもっとあったらなーなんて思う日々。

GWだし、せっかくの長いお休み、どこかに行かなきゃ時間がもったいなさすぎる!
……と、なんとか旅(海外)に出ようと調節してたんですが、
今回は国内――奄美大島に行って来ようかと思っております。

久しぶりの国内旅行……!

時間と多少のお金があるなら旅をしろ!というのが
近年の私の持論であります……(笑)

国内もまだ行ったことないところだらけなので、
勿論気になるんですが、それでもやっぱり気分は常に世界に向いていて、、、
私のオススメはやはりドイツ、スペイン。そして――やっぱりイタリア!
ということで、イタリア・フィレンツェ旅行記の続きに参りたいと思います。


 

ポンテ・ベッキオを渡り、
アルノ川の対岸側……オルトアルノに渡った我々。

次に目指すのは、ピッティ宮殿からのボーボリ庭園。

歴史地区と違い、素朴な石造りの建物が続きます。
太陽の日差しをいっぱいに浴びて
どこかオレンジ色に染まる町並みと、青々とした植物。
それらと雲ひとつない空のコントラストが本当に美しい。

ヨーロッパの「色」が私は大好きです。

地元の人たちが足を運ぶような
小さな帽子屋さんや、チョコレート屋さんなどを横目に、
辿り着いたのはピッティ宮殿前の広場。

Palazzo Pitti, Florence.jpg
By LivornoDP
出典元:Wikipedia
https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=31484326

(……写真撮り忘れたようなので、wikipediaさんから拝借。。)

ルネサンス様式の宮殿で、
当初はメディチ家のライバルであるピッティ氏が建設をはじめたそう。

しかし、完成した姿を見ることなく、息を引き取ったピッティ氏。

その後、この宮殿を買い取り、建設を再開し完成させたのが
メディチ家・コジモ1世だったとのこと。
ピッティ氏にしてみればなんだか複雑な思いだったであろうことは
想像に容易い気がしますが……。

そんなわけで、メディチ家の宮殿となったこのピッティ宮殿は、
政治の中心であった現在のウフィツィ美術館と、
前の記事で紹介したヴァザーリの回廊で繋がれ、
コジモ1世やメディチ家の人々は、
このピッティ宮殿で私的な時間を過ごしたのだとか。

今回、この宮殿は外観だけをさらりと見学。

ピッティ宮殿の前の通りを、しばらくまっすぐ道沿いに進みます。
すると見えてきたのは、ボーボリ庭園の入り口。

フィレンツェいち大きな公園であり、
観光名所としても、市民の憩いの場としても人気の庭園。

それもそのはず、ボーボリ庭園のひっろ〜〜い敷地内には
たくさんの豊かな自然が。

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  ボーボリ庭園(Giardino di Boboli)
   Piazza Pitti, 1, 50125 Firenze, Italia

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上の写真にもあるイゾロット(噴水広場)と
フィレンツェ市内を一望できる高台とを結ぶ
『Il Vittolone(イル・ヴィットローネ)』と呼ばれる一番大きな通り。

空高く伸びる青々とした木々と、
夏のイタリアの真っ青な空がやはり美しい……。

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Il Vittoloneの脇には、こんなトトロに出てきそうな
木のアーチ道があったり……。

……「インフェルノ」で、ラングドン教授達が
ドローンから逃げる時に使ったのも、恐らくこの木のアーチ。
確かにここなら、鬱蒼と茂る木々が隠してくれるので、
上空からは見つからなさそう……(笑)

それにしても、高台に向かうということからも分かる通り、
この庭園内も勾配が激しいこと激しいこと。。

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こちらが、ボーボリ庭園内から見たピッティ宮殿。

途中まで近づいたんですが、
真夏のイタリアの炎天下&長い坂道による体力消耗も相まって
「とりあえず外観だけでいいっか……(苦笑)」と断念。

と言っても、外観だけでもすごいのは十分に伝わってきます。

こんなに大きな庭園に面した宮殿なんだもの……
当時のピッティ氏や、メディチ家の権力がどれほど凄かったか。

ピッティ宮殿が望める広場を後にし、更に高台の方へまっすぐ進みます。

庭園内を散策しながら縦断し、
ミケランジェロ広場の方面へ向かおう、という計画でとったこのルート。

ヴェルヴェデーレ要塞へ辿り着いたはいいものの、
今度はそこから庭園を抜けるのに一苦労(笑)

若干迷子になりかけるわ、坂だらけだわ……
些かルート取りを間違えた気もしなくもなく。。

とはいえ、高台の方からは
こんな長閑でトスカーナらしい風景を望めたりもしたので
結果的にはオーライだったのかな?(笑)

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ボーボリ庭園を抜け、
さらに坂を下ったり登ったりしながら(笑)辿り着いたのは、
こちらもフィレンツェを象徴する観光名所と言っても過言ではない、
ミケランジェロ広場。

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  Piazzale Michelangelo(ミケランジェロ広場)
   Piazzale Michelangelo, 50125 Firenze, Italia

フィレンツェの町並みが一望できる、この広場。
ドゥオモやベッキオ宮殿など、フィレンツェを代表する建築物は勿論、
遠くのトスカーナの山々まで見渡せます。

どこまでも続く、オレンジの町並み。
ジョットの鐘楼に登ったときにも見たけれど、
この景観がずっと昔から変わっていないのかと思うと、
本当に筆舌に尽くしがたい。

今も昔も、そしてこれから先も、
フィレンツェはきっとこのままの姿で在り続けるのでしょうね。

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広場の中央には、どーんとミケランジェロの記念碑とダビデ像のレプリカが
フィレンツェの町並みを見下ろしているかのように立っています。

観光客で賑わうこのミケランジェロ広場は、
地元の人たちからも愛され、
恋人達の待ち合わせ場所としても使われているとか。

ロマンチックで羨ましい……。

 

さて、姉弟二人旅をしているロマンチックの欠片もない我々(笑)
フィレンツェの夜景……まではいかなくても、
町並みが夕焼けに染まる時間帯まで待とうかと思ったのですが、
この時の時刻はまだ18時頃。
7月〜8月のイタリアの夕暮れ時間はというと――20時過ぎから21時頃。

……潔〜く諦め、ミケランジェロ広場から少し登ったところにある、
教会を目指します。

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  Chiesa di San Miniato al Monte(サン・ミニアート・アル・モンテ教会)
  Via delle Porte Sante, 34, 50125 Firenze, Italia

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白と緑の大理石を用い、幾何学模様が施された
フィレンツェ・ロマネスク様式の美しいファサード。

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内部は薄暗く、しーんと静まり返った荘厳な空間。

決して派手ではないけれど、
それがより神聖さを増しているようにも感じられます。

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床のタイルも、なんだか美しい。

内部は3階に分かれており、
内陣奥下部には、無数の柱が並ぶ地下聖堂が。

この時は幸運にも、ちょうど夕方のミサの真っ最中。

グレゴリウス聖歌を聞きながら、そっとミサに参加。

ここまでの旅の無事への感謝と、
これから先の旅の安全を祈って――。

 

この日の“観光”は、このアル・モンテ教会で終了。

あとは歴史地区の方へと戻り、
夕食をとりつつ、ホテルへ戻る予定のみ。

厳かな聖歌の旋律と、窓から差し込む柔らかな夕日が、
なんとも優しくて神聖で……
素敵な一日の締めくくりと素敵な思い出が出来たことに感謝しつつ
教会を後にするのでした。

 

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花の都フィレンツェ(4)〜まだまだあるフィレンツェのシンボル〜

見どころ満載のフィレンツェ。
まだまだ旅行記は続きます。

サンタ・マリア・デル・フィオーレ見学を終えた我々は、
次の目的地に足を向けます。

ドゥオモはフィレンツェのシンボル――とはいえ、
まだまだそれに匹敵する名所がフィレンツェにはたくさん。

ドゥオモのクーポラ内のフレスコ画を描いたヴァザーリ。
そのヴァザーリ以外にも、ルネサンス期のフィレンツェには
たくさんの芸術家達がいました。

トスカーナ州君主であり、
そんなルネサンス期の数々の芸術家達のパトロンであった、メディチ家。

当時政庁舎として使用され、
一時期そのメディチ家が住居として使用していたことでも知られるのが、
このベッキオ宮殿。

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  Palazzo Vecchio(ベッキオ宮殿)
   Piazza della Signoria, Firenze, Italia

現代でも市庁舎として使用されているこの宮殿。
“宮殿”と名がついてはいますが、外観の作りは決して豪華なものではなく、
ロマネスク様式のどちらかと言うと簡素な印象のもの。

けれどその内部はというと、
うって変わって豪華絢爛という言葉が相応しく、
レオナルド・ダ・ヴィンチの幻の壁画「アンギアーリの戦い」が
隠されていることでも話題となった
「500人大広間(Salone dei Cinquecento)」や、
当時メディチ家の財産が保管されていたという
中央に大きな木製の地球儀のある「地図の部屋」など、
贅を尽くした絢爛な内装に仕上げられています。

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 「500人大広間(Salone dei Cinquecento)」
  By Bradley Grzesiak
  出典:Wikipedia(https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=2308986)

壁画を手がけたのは、ヴァザーリ。
かの幻の壁画「アンギアーリの戦い(レオナルド・ダ・ヴィンチ作)」は
そのヴァザーリの壁画の下に隠されているだとか……。

この後もフィレンツェ旅行記にて度々登場するであろう(笑)、
2016年10月公開予定の「インフェルノ」。
それでもこのベッキオ宮殿は重要な舞台となりますね!

現地では、それに基づいたツアーも色々と実施されているようです。

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ベッキオ宮殿があるのは、今も政治の中心として
重要な役割を果たしているシニョリーア広場。

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宮殿正面左手側には、ネットゥーノの噴水。
中央のダビデ像。レプリカですが雄々しい……。

シニョリーア広場のすぐ隣――南側に歩いていくと、
ウフィツィ美術館のドーリア式円柱廊がすぐに見えます。
この美術館も、元々は行政庁舎として
コジモ1世の命でヴァザーリによって設計されました。

今回は残念ながらウフィツィ美術館は見学しなかったのですが……

やはりフィレンツェの中でも人気の観光名所ということで、
(特に繁忙期である6月〜8月は)予約をしていくに越したことはないでしょう。
予約は公式サイト、または旅行会社で予約代行などなど……。
価格はチケット料金8€と、予約手数料4€のようです(2016年現在)。

ウフィツィ美術館前の通りをさらに南へ……。

すると突き当りに見えてくるのが、
これまたフィレンツェの代名詞と言っても過言ではない
――ポンテ・ベッキオ。

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 Ponte Vecchio(ベッキオ橋)

橋の上に建物が立ち並ぶ一風変わったこの橋。
上部は「ヴァザーリの回廊」と呼ばれ、
先ほど通ったベッキオ宮殿やウフィツィ美術館と、
川の向こう側に建つ、メディチ家の住居だった
ピッティ宮殿を結ぶ回廊になっています。

当時の権力者だったメディチ家が、
安全に仕事場と自宅を行き来するために作らせたもの。

現在は期間限定ではありますが、
時々このヴァザーリの回廊をめぐるツアーなども開催されているので
これからフィレンツェを訪れる方で興味のある方は、
是非ツアーを探してみてはいかがでしょう。

回廊には、ダ・ヴィンチやティツィアーノなどの作品が展示されており、
ここも一つの美術館のようになっているそう。

当時のメディチ家が通った由緒ある回廊を、
素敵な芸術作品に触れながら見学する……
次は私も参加したい……!

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さて。そんな「ヴァザーリの回廊」が走るポンテ・ベッキオは、
こんな感じで沢山のショップと観光客でごった返しています。

フィレンツェらしく、
アクセサリーのショップや、革製品のショップが多い。

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橋の上から見たアルノ川。
旧市街の町並みと真夏のイタリアの空が、綺麗に水面に反射しています。

街中やポンテ・ベッキオの上はあんなにも人だらけだと言うのに、
こうやって切り取った世界は、どこまでも悠々としていて静か……。

昼のアルノ川だけでなく、
夕日に染まるアルノ川、街の街灯を映す夜のアルノ川……と、
それぞれの時間帯に合わせて姿を変えるその様を見てきましたが、
どれをとっても本当に美しい。(今後のエントリーで紹介します!)

サンタ・マリア・デル・フィオーレだけでなく、
このアルノ川やポンテ・ベッキオも、
フィレンツェを語るに相応しいシンボルなのではないでしょうか。

 

この後、ポンテ・ベッキオ内の絵付け陶器ショップでお土産を買った我々は、
オルトラルノ(Oltraruno)と呼ばれる、
対岸地区を目指すのでした。

 

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花の都フィレンツェ(3)〜フィレンツェのシンボル サンタ・マリア・デル・フィオーレ〜

――花の都フィレンツェ。

ポンテ・ベッキオやウフィツィ美術館、ベッキオ宮殿など
観光に事欠かないこの街ですが、
その中でも、誰もが一度は目にしたことあるであろう
フィレンツェのシンボルと言っても過言ではないのが、
このサンタ・マリア・デル・フィオーレ(通称・ドゥオモ)ではないでしょうか。

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  Cattedrale di Santa Maria del Fiore(サンタ・マリア・デル・フィオーレ)
   Piazza del Duomo, Firenze, Italia

フィレンツェ滞在2日目。

サンタ・マリア・ノヴェッラ見学を終えた我々は、
その足でドゥオモを目指します。

徒歩で5〜10分程度。
フィレンツェは観光名所が割りと密集しているため、
回ろうと思えば全て徒歩で移動できるのも魅力的。

道中、歴史ある町並みを眺めながらというのも、旅の醍醐味。

石畳と歴史ある建物が続く通りを行くと、
“いきなり”という言葉がピッタリくる程、
突然建物の合間からドゥオモがその姿を現します。

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白と緑、ピンクの大理石によって装飾されたその外観は、
言葉を失う程堂々たるもの。

それもそのはず。
石積み建築のドゥオモとしは、現在でも世界最大を誇る
ゴシック〜ルネサンス期の最高峰なんです。

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19世紀に完成したとされる、
ネオ・ゴシック様式のファサード。

どこもかしこも精巧な装飾が施されており、
隙がまったくありません(当たり前……)!

思わず感嘆のため息が漏れるばかり。

このドゥオモ広場には、
サンタ・マリア・デル・フィオーレの他、
ファサードの正面に、サン・ジョヴァンニ洗礼堂。
(2015年7月当時は工事中だったため、写真はなし。。)
ファサードの反対側に大聖堂付属の美術館。

そして、ファサードを正面に見た右手側に、
このジョットの鐘楼が建っています。

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   Campanile di Giotto(ジョットの鐘楼)
    
※写真は鐘楼の入り口側から撮っているため、右側に写っている建物がドゥオモにあたります。

ドゥオモ、そしてフィレンツェ全貌を眺められるのが、
このジョットの鐘楼と、ドゥオモのクーポラの二箇所。

この2つは、上部の展望スペースまで上がることが可能です。

どちらも素晴らしい景色を見られること確実ですが、
個人的にオススメなのは、このジョットの鐘楼。
その訳は後述するとして……

ジョットの鐘楼、及びドゥオモのクーポラに登るには
どちらもチケットが必要となります。

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こちらがそのチケット。
チケットは「ドゥオモ共通券」として販売されていて、
1枚10€。

共通券ということからもお分かりの通り、
このチケットが1枚あれば、このドゥオモ広場はほぼ制覇可能。

<利用可能施設>
 ・ドゥオモ クーポラ
 ・ジョットの鐘楼
 ・サン・ジョヴァンニ洗礼堂
 ・サンタレパラータの地下聖堂(大聖堂地下)
 ・付属美術館
※諸注意事項は下記オンラインストアを確認ください。

購入場所は、公式サイトオンラインストアをはじめ大聖堂内の地下、
付属美術館など、様々なところで購入が可能ですが
「サン・ジョヴァンニ洗礼堂」の入り口、
もしくはこの「ジョットの鐘楼」入り口で買うのが
そこまで混んでおらず、ラクでしょう。

私達も「ジョットの鐘楼」入り口に並び、
受付で共通チケットを購入して、そのまま鐘楼を登りました。

……このジョットの鐘楼。
登ると本当に美しい景色が見られるため
是非訪れた際は登っていただきたいのですが、
ここでひとつ忠告。

まずこの鐘楼、上まで登る方法は階段しかありません。
その段数、計414段――。
入り口には、「心臓に障害のある方は登らないように」との注意書きまで。

……いやいや、心臓に障害がなくともきっついです。。

私達がフィレンツェを訪れたのは、真夏の7月中旬。
すれ違うのがやっとの程しかない狭い幅、結構急な階段。
そして、真夏ということもあり、ものすごく暑い……。

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とはいえ、上まで永遠に階段なわけではなく、
鐘楼内部は、チケット売り場である1階を含む
このような5階建て構造になっています。

写真は恐らく4階から見下ろしたところでしょう。

この途中の踊り場で休憩ができるのと、
階を登る毎に、赤い屋根の町並みがどんどんと遠くなり、
隣にあるクーポラの高さへと迫っていくのが目に見えて分かるのが
救い&頂上まで登る意欲を掻き立ててくれます。

そして登り切ること414段――。

記事冒頭のドゥオモのクーポラが見える景色がそこに広がります。

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360度、赤いレンガの屋根で統一された美しいフィレンツェの町並み。

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この後向かうことになる、ベッキオ宮殿なども見えます。

……ひーひー言いながら、414段を登る価値?
こんなに素晴らしい景色を見られれば、もう何も言うことはないでしょう。

遠くから響く教会の鐘の音が、
フィレンツェに訪れたことを祝福してくれているよう。

 


――さて、何故クーポラを登るより
このジョットの鐘楼を登る方をオススメしたかというと、理由は簡単。

ドゥオモのクーポラをこんな間近で見られるのは、
このジョットの鐘楼だけだから。

ちなみにクーポラへ登る階段は463段。
どちらも登る元気(と勇気)のある強者はさておき、
どちらに登るか迷われたら、是非鐘楼を登ってみてください。

上空からドゥオモを堪能した後は、
一旦ドゥオモ広場で休憩がてらジェラートを。
オススメのお店なので、こちらはオマケにて後述。

そしていよいよドゥオモ内部へ。

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ご覧のとおり、沢山の人・人・人。

入り口は正面ファサードの真横(写真右端)で、
入場の列は壁沿いをぐるりと沿い、
北側にあるクーポラ階段への入口付近まで続いていました。

ドゥオモ内部への入場は無料。
クーポラ階段の列と並ぶ列を間違えないように。

ちなみに、クーポラへ登る列に並んでも
共通券を持っていないと登れません(ここでチケットは売ってない)ので
ご注意をば。

大行列でしたが、意外にも進みは早い。

ドゥオモ内部は、外観と違いゴシック様式で意外にも簡素な印象。
とはいえ、ギベルティがデザインしたステンドグラスや、大理石の床など、
随所に見られる装飾はどれも素晴らしいもの。

そしてなんと言ってもこれ……

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クーポラ内部に描かれたヴァザーリ作の『最後の審判』。

トスカーナの君主ともなった、
フィレンツェの政治家であり、実権を握っていた名門メディチ家。
そのメディチ家 コジモ1世お抱えの芸術家がヴァザーリです。

現代のウフィツィ美術館や、
ベッキオ宮殿内の「500人大広間」の壁画
ウフィツィ美術館とピッティ宮殿を結ぶ、
ヴァザーリの回廊――コジモ1世やメディチ家のみが使用していた、
宮殿(自宅)と仕事場を行き来するために作られた渡り廊下――など、
フィレンツェを語るに外せない建築物や芸術を手がけたのもヴァザーリ。
(2016年10月公開の映画「インフェルノ」(原作 ダン・ブラウン著)にも出てくる!)

その作品のうちの一つが、このフレスコ画というわけです。

この辺のメディチ家の話などは、
まだ私も全然詳しくはないけれどとても興味のある話。
フィレンツェを知るにはまずその歴史から……と言っても
過言ではなないですが、いずれはきちんと学んでみたいもの。

ここで言うまでもなく、フィレンツェに訪れたら
必ずと言っていい程、誰もが足を運ぶであろう
このサンタ・マリア・デル・フィオーレ。

その名に相応しく、花のように美しい大聖堂でした。


この後はシニョリーア広場を抜け、
ポンテ・ベッキオの方へと向かうのですが、
それはまた次回のエントリで……。

 

ここまで読んでくださってありがとうございました!
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以下はおまけ……。
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