花の都フィレンツェ(4)〜まだまだあるフィレンツェのシンボル〜

見どころ満載のフィレンツェ。
まだまだ旅行記は続きます。

サンタ・マリア・デル・フィオーレ見学を終えた我々は、
次の目的地に足を向けます。

ドゥオモはフィレンツェのシンボル――とはいえ、
まだまだそれに匹敵する名所がフィレンツェにはたくさん。

ドゥオモのクーポラ内のフレスコ画を描いたヴァザーリ。
そのヴァザーリ以外にも、ルネサンス期のフィレンツェには
たくさんの芸術家達がいました。

トスカーナ州君主であり、
そんなルネサンス期の数々の芸術家達のパトロンであった、メディチ家。

当時政庁舎として使用され、
一時期そのメディチ家が住居として使用していたことでも知られるのが、
このベッキオ宮殿。

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  Palazzo Vecchio(ベッキオ宮殿)
   Piazza della Signoria, Firenze, Italia

現代でも市庁舎として使用されているこの宮殿。
“宮殿”と名がついてはいますが、外観の作りは決して豪華なものではなく、
ロマネスク様式のどちらかと言うと簡素な印象のもの。

けれどその内部はというと、
うって変わって豪華絢爛という言葉が相応しく、
レオナルド・ダ・ヴィンチの幻の壁画「アンギアーリの戦い」が
隠されていることでも話題となった
「500人大広間(Salone dei Cinquecento)」や、
当時メディチ家の財産が保管されていたという
中央に大きな木製の地球儀のある「地図の部屋」など、
贅を尽くした絢爛な内装に仕上げられています。

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 「500人大広間(Salone dei Cinquecento)」
  By Bradley Grzesiak
  出典:Wikipedia(https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=2308986)

壁画を手がけたのは、ヴァザーリ。
かの幻の壁画「アンギアーリの戦い(レオナルド・ダ・ヴィンチ作)」は
そのヴァザーリの壁画の下に隠されているだとか……。

この後もフィレンツェ旅行記にて度々登場するであろう(笑)、
2016年10月公開予定の「インフェルノ」。
それでもこのベッキオ宮殿は重要な舞台となりますね!

現地では、それに基づいたツアーも色々と実施されているようです。

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ベッキオ宮殿があるのは、今も政治の中心として
重要な役割を果たしているシニョリーア広場。

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宮殿正面左手側には、ネットゥーノの噴水。
中央のダビデ像。レプリカですが雄々しい……。

シニョリーア広場のすぐ隣――南側に歩いていくと、
ウフィツィ美術館のドーリア式円柱廊がすぐに見えます。
この美術館も、元々は行政庁舎として
コジモ1世の命でヴァザーリによって設計されました。

今回は残念ながらウフィツィ美術館は見学しなかったのですが……

やはりフィレンツェの中でも人気の観光名所ということで、
(特に繁忙期である6月〜8月は)予約をしていくに越したことはないでしょう。
予約は公式サイト、または旅行会社で予約代行などなど……。
価格はチケット料金8€と、予約手数料4€のようです(2016年現在)。

ウフィツィ美術館前の通りをさらに南へ……。

すると突き当りに見えてくるのが、
これまたフィレンツェの代名詞と言っても過言ではない
――ポンテ・ベッキオ。

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 Ponte Vecchio(ベッキオ橋)

橋の上に建物が立ち並ぶ一風変わったこの橋。
上部は「ヴァザーリの回廊」と呼ばれ、
先ほど通ったベッキオ宮殿やウフィツィ美術館と、
川の向こう側に建つ、メディチ家の住居だった
ピッティ宮殿を結ぶ回廊になっています。

当時の権力者だったメディチ家が、
安全に仕事場と自宅を行き来するために作らせたもの。

現在は期間限定ではありますが、
時々このヴァザーリの回廊をめぐるツアーなども開催されているので
これからフィレンツェを訪れる方で興味のある方は、
是非ツアーを探してみてはいかがでしょう。

回廊には、ダ・ヴィンチやティツィアーノなどの作品が展示されており、
ここも一つの美術館のようになっているそう。

当時のメディチ家が通った由緒ある回廊を、
素敵な芸術作品に触れながら見学する……
次は私も参加したい……!

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さて。そんな「ヴァザーリの回廊」が走るポンテ・ベッキオは、
こんな感じで沢山のショップと観光客でごった返しています。

フィレンツェらしく、
アクセサリーのショップや、革製品のショップが多い。

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橋の上から見たアルノ川。
旧市街の町並みと真夏のイタリアの空が、綺麗に水面に反射しています。

街中やポンテ・ベッキオの上はあんなにも人だらけだと言うのに、
こうやって切り取った世界は、どこまでも悠々としていて静か……。

昼のアルノ川だけでなく、
夕日に染まるアルノ川、街の街灯を映す夜のアルノ川……と、
それぞれの時間帯に合わせて姿を変えるその様を見てきましたが、
どれをとっても本当に美しい。(今後のエントリーで紹介します!)

サンタ・マリア・デル・フィオーレだけでなく、
このアルノ川やポンテ・ベッキオも、
フィレンツェを語るに相応しいシンボルなのではないでしょうか。

 

この後、ポンテ・ベッキオ内の絵付け陶器ショップでお土産を買った我々は、
オルトラルノ(Oltraruno)と呼ばれる、
対岸地区を目指すのでした。

 

ここまで読んでくださってありがとうございました!
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花の都フィレンツェ(3)〜フィレンツェのシンボル サンタ・マリア・デル・フィオーレ〜

――花の都フィレンツェ。

ポンテ・ベッキオやウフィツィ美術館、ベッキオ宮殿など
観光に事欠かないこの街ですが、
その中でも、誰もが一度は目にしたことあるであろう
フィレンツェのシンボルと言っても過言ではないのが、
このサンタ・マリア・デル・フィオーレ(通称・ドゥオモ)ではないでしょうか。

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  Cattedrale di Santa Maria del Fiore(サンタ・マリア・デル・フィオーレ)
   Piazza del Duomo, Firenze, Italia

フィレンツェ滞在2日目。

サンタ・マリア・ノヴェッラ見学を終えた我々は、
その足でドゥオモを目指します。

徒歩で5〜10分程度。
フィレンツェは観光名所が割りと密集しているため、
回ろうと思えば全て徒歩で移動できるのも魅力的。

道中、歴史ある町並みを眺めながらというのも、旅の醍醐味。

石畳と歴史ある建物が続く通りを行くと、
“いきなり”という言葉がピッタリくる程、
突然建物の合間からドゥオモがその姿を現します。

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白と緑、ピンクの大理石によって装飾されたその外観は、
言葉を失う程堂々たるもの。

それもそのはず。
石積み建築のドゥオモとしは、現在でも世界最大を誇る
ゴシック〜ルネサンス期の最高峰なんです。

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19世紀に完成したとされる、
ネオ・ゴシック様式のファサード。

どこもかしこも精巧な装飾が施されており、
隙がまったくありません(当たり前……)!

思わず感嘆のため息が漏れるばかり。

このドゥオモ広場には、
サンタ・マリア・デル・フィオーレの他、
ファサードの正面に、サン・ジョヴァンニ洗礼堂。
(2015年7月当時は工事中だったため、写真はなし。。)
ファサードの反対側に大聖堂付属の美術館。

そして、ファサードを正面に見た右手側に、
このジョットの鐘楼が建っています。

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   Campanile di Giotto(ジョットの鐘楼)
    
※写真は鐘楼の入り口側から撮っているため、右側に写っている建物がドゥオモにあたります。

ドゥオモ、そしてフィレンツェ全貌を眺められるのが、
このジョットの鐘楼と、ドゥオモのクーポラの二箇所。

この2つは、上部の展望スペースまで上がることが可能です。

どちらも素晴らしい景色を見られること確実ですが、
個人的にオススメなのは、このジョットの鐘楼。
その訳は後述するとして……

ジョットの鐘楼、及びドゥオモのクーポラに登るには
どちらもチケットが必要となります。

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こちらがそのチケット。
チケットは「ドゥオモ共通券」として販売されていて、
1枚10€。

共通券ということからもお分かりの通り、
このチケットが1枚あれば、このドゥオモ広場はほぼ制覇可能。

<利用可能施設>
 ・ドゥオモ クーポラ
 ・ジョットの鐘楼
 ・サン・ジョヴァンニ洗礼堂
 ・サンタレパラータの地下聖堂(大聖堂地下)
 ・付属美術館
※諸注意事項は下記オンラインストアを確認ください。

購入場所は、公式サイトオンラインストアをはじめ大聖堂内の地下、
付属美術館など、様々なところで購入が可能ですが
「サン・ジョヴァンニ洗礼堂」の入り口、
もしくはこの「ジョットの鐘楼」入り口で買うのが
そこまで混んでおらず、ラクでしょう。

私達も「ジョットの鐘楼」入り口に並び、
受付で共通チケットを購入して、そのまま鐘楼を登りました。

……このジョットの鐘楼。
登ると本当に美しい景色が見られるため
是非訪れた際は登っていただきたいのですが、
ここでひとつ忠告。

まずこの鐘楼、上まで登る方法は階段しかありません。
その段数、計414段――。
入り口には、「心臓に障害のある方は登らないように」との注意書きまで。

……いやいや、心臓に障害がなくともきっついです。。

私達がフィレンツェを訪れたのは、真夏の7月中旬。
すれ違うのがやっとの程しかない狭い幅、結構急な階段。
そして、真夏ということもあり、ものすごく暑い……。

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とはいえ、上まで永遠に階段なわけではなく、
鐘楼内部は、チケット売り場である1階を含む
このような5階建て構造になっています。

写真は恐らく4階から見下ろしたところでしょう。

この途中の踊り場で休憩ができるのと、
階を登る毎に、赤い屋根の町並みがどんどんと遠くなり、
隣にあるクーポラの高さへと迫っていくのが目に見えて分かるのが
救い&頂上まで登る意欲を掻き立ててくれます。

そして登り切ること414段――。

記事冒頭のドゥオモのクーポラが見える景色がそこに広がります。

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360度、赤いレンガの屋根で統一された美しいフィレンツェの町並み。

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この後向かうことになる、ベッキオ宮殿なども見えます。

……ひーひー言いながら、414段を登る価値?
こんなに素晴らしい景色を見られれば、もう何も言うことはないでしょう。

遠くから響く教会の鐘の音が、
フィレンツェに訪れたことを祝福してくれているよう。

 


――さて、何故クーポラを登るより
このジョットの鐘楼を登る方をオススメしたかというと、理由は簡単。

ドゥオモのクーポラをこんな間近で見られるのは、
このジョットの鐘楼だけだから。

ちなみにクーポラへ登る階段は463段。
どちらも登る元気(と勇気)のある強者はさておき、
どちらに登るか迷われたら、是非鐘楼を登ってみてください。

上空からドゥオモを堪能した後は、
一旦ドゥオモ広場で休憩がてらジェラートを。
オススメのお店なので、こちらはオマケにて後述。

そしていよいよドゥオモ内部へ。

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ご覧のとおり、沢山の人・人・人。

入り口は正面ファサードの真横(写真右端)で、
入場の列は壁沿いをぐるりと沿い、
北側にあるクーポラ階段への入口付近まで続いていました。

ドゥオモ内部への入場は無料。
クーポラ階段の列と並ぶ列を間違えないように。

ちなみに、クーポラへ登る列に並んでも
共通券を持っていないと登れません(ここでチケットは売ってない)ので
ご注意をば。

大行列でしたが、意外にも進みは早い。

ドゥオモ内部は、外観と違いゴシック様式で意外にも簡素な印象。
とはいえ、ギベルティがデザインしたステンドグラスや、大理石の床など、
随所に見られる装飾はどれも素晴らしいもの。

そしてなんと言ってもこれ……

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クーポラ内部に描かれたヴァザーリ作の『最後の審判』。

トスカーナの君主ともなった、
フィレンツェの政治家であり、実権を握っていた名門メディチ家。
そのメディチ家 コジモ1世お抱えの芸術家がヴァザーリです。

現代のウフィツィ美術館や、
ベッキオ宮殿内の「500人大広間」の壁画
ウフィツィ美術館とピッティ宮殿を結ぶ、
ヴァザーリの回廊――コジモ1世やメディチ家のみが使用していた、
宮殿(自宅)と仕事場を行き来するために作られた渡り廊下――など、
フィレンツェを語るに外せない建築物や芸術を手がけたのもヴァザーリ。
(2016年10月公開の映画「インフェルノ」(原作 ダン・ブラウン著)にも出てくる!)

その作品のうちの一つが、このフレスコ画というわけです。

この辺のメディチ家の話などは、
まだ私も全然詳しくはないけれどとても興味のある話。
フィレンツェを知るにはまずその歴史から……と言っても
過言ではなないですが、いずれはきちんと学んでみたいもの。

ここで言うまでもなく、フィレンツェに訪れたら
必ずと言っていい程、誰もが足を運ぶであろう
このサンタ・マリア・デル・フィオーレ。

その名に相応しく、花のように美しい大聖堂でした。


この後はシニョリーア広場を抜け、
ポンテ・ベッキオの方へと向かうのですが、
それはまた次回のエントリで……。

 

ここまで読んでくださってありがとうございました!
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以下はおまけ……。
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花の都フィレンツェ(2)〜S.M.ノヴェッラと世界最古の現存する薬局〜

2015年7月20日〜7月28日のイタリア旅行。
旅行記執筆再開しております。

思えばこのイタリア旅行を経てから、
私の旅熱と、個人海外旅行への自信が急上昇した気がする……。

イタリア以外にドイツ、スペインも回りましたが、
同じEUとは言え、やはり国よって
文化や景色は全然違いますね。

そんな中でもやっぱりイタリアって魅力的……!


さてさて、フィレンツェに到着した翌日 7/23。
この日から、いよいよフィレンツェ観光がスタート。

ホテルで朝食をとり、朝8時頃。
雲ひとつない晴天の下、町へと繰り出します。

真夏のイタリア――
日本と違い、朝はまだそこまで暑くなく
カラッとしていてなんとも清々しい天気。

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民家のポストだけど、なんだかとっても絵になる……。

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ローマとはまた違う、どこか気品溢れる町並みに
目を輝かせながら、まず目指したのはここ……

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 Basilica di Santa Maria Novella(サンタ・マリア・ノヴェッラ教会)
  Piazza di Santa Maria Novella, 18, 50123 Firenze, Italia

「サンタ・マリア・ノヴェッラ」――と聞くと、
薬局を思い浮かべる方も多いかも知れません。

日本でもいくつかのお店で「サンタ・マリア・ノヴェッラ」と名のつく
化粧品が売られていたり、オンラインストアで販売されていたりしますね。

サンタ・マリア・ノヴェッラとは、このカトリック教会のバシリカの名称。

当時の修道僧達が、栽培した薬草で薬剤を作っていたのが、
今の「サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局」の起源なのだそう。

薬局の方も、その当時から約800年以上続く
世界最古の薬局として、今でもこの教会の傍で営業しています。

その薬局は教会見学の後に向かうとして……

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白黒タイルの、美しいファサード上部。
この下のファサードには、ルネサンスの様式も取り入れられているそう。

そして何と言っても、この教会は
たくさんの貴重な美術作品を所蔵していることでも有名。
美術館や博物館に行かずとも、
街の至るところに――というより、
街全体が美術品であるフィレンツェらしさを感じられます。

右手側にある入口から、庭を通り教会内へと入ります。

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まず目に入ってくるのは、コリント式の柱の並ぶ回廊の美しさ。

そして、この……

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中央廊に吊り掛けられた
 ージョットの十字架(Il Crocifisso di Giotto)

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 トルナヴォーニ礼拝堂(Cappella Tornabuoni) 

こちらは中央礼拝堂。
少々写真では見難いが、ドメニコ・ギルランダイオ作の
フレスコ画で飾られており、
一説によれば、ギルランダイオ工房で修行をしていた
ミケランジェロも、このフレスコ画の制作に携わっているかも
知れないと言われているのだとか。

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ギルランダイオの下絵を下に、
アレッサンドロ・アゴランティによって制作されたという
ステンドグラスも美しい……。

その他にも、ボッティチェリの師である
フィリッポ・リッピが手がけたストロッツィ礼拝堂や、
マザッチョのフレスコ画、「三位一体」など、
これでもかと言うほど、貴重な美術品の数々。

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ステンドグラスから差し込む陽光が、
タイルの上にこれまた美しい芸術を誕生させていました。

中庭に面した回廊も、趣があって美しい。

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空高く聳える糸杉と鐘楼。
日本では見ることのないこの糸杉が、私は好き。

サンタ・マリア・ノヴェッラ教会に別れを告げ、
次に向かうは、冒頭でも記したサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局へ。

教会前の広場から少し路地へと入ると、
こんな重厚な扉が。

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黄色い文字で「Santa Maria Novella」と書かれた看板?が出てはいますが、
注意していないと見逃してしまいそうな程、
周りの建物に馴染んでいます。

ヨーロッパはどこも、街の景観を崩さないよう
様々な規制や法律で守られているため、
店もあまり目立ちません。

とはいえここが、800年の歴史を持つ
世界最古の現存する薬局なのです。

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内装も歴史がありとても素敵。

香水や石鹸、スキンケア類など
商品の用途に別れてカウンターが分かれていて、
各カウンターにスタッフがスタンバイ。

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こんなカードを渡されて、ここに欲しいものを記録していく模様。

最後にレジにこのカードを持って行くと、
店員さんが在庫棚から、記録された商品を出してくれるという
内装に似合わず、なんとも現代的で画期的なシステム。

各ブースにいる店員さんは観光客に慣れているらしく、
片言日本語を話してくれたりもするので、
買い物は特に苦労しないはず。

各国の言葉で書かれた、商品リストなんかもあります。
日本語もちゃ〜んとありましたよ。

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この部屋では、今でも処方箋を持っていけば
きちんと薬を処方してくれるとのこと。

800年前の人々も、こうしてここで薬を買い求めたのでしょうか……。

歴史ある建造物が、今もこうして人々の普段の生活中に
根付いている……本当に素晴らしいことですね。

 サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局
 Officina Profumo-farmaceutica di Santa Maria Novella
 Via della Scala, 16, 50123 Firenze, Italia

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花の都フィレンツェ(1)〜FRECCIAROSSAに乗って〜

何やらものすごーく時間が空いてしまいましたが、
暇を見てイタリア旅行の旅行記だけでもなんとか完結させたい所存……。

イタリア旅行の後にドイツ(ベルリン)、
そしてまつい先日(3月末)にスペイン旅行にも行ってきたので
写真が溜まっていくばかりなのです……

さてさて、2015年7月20日〜7月28日に
イタリア旅行へと行ってきたわけですが、
旅行記はローマの旅を終えたところで止まっていました。

古都ローマの次は、花の都フィレンツェ。

……旅とは関係ないですが、
先日ようやくダン・ブラウン著の「インフェルノ」を読みました。
(ずっと文庫化を待ってて、なかなかされないから
    しびれを切らして単行本を買ったのに、
 つい最近文庫化されてるのを見つけてショッキング^^;)

スピード感や緊張感があり、
本なのに映画を見ているようでやっぱりとっても面白くて、
あっという間に読了してしまったわけですが、なんと言っても舞台はフィレンツェ。

描かれている情景などが、鮮明に脳内に映しだされ……
自分が行った国、場所が舞台になっているのはやはりいいなあと思ったのでした。

「インフェルノ」に関してはまたいずれどこかでお話するとして、、
早速旅行記に移りましょうか。

ローマ最終日。
バチカン&サンタンジェロ城を見学し終えた私達は、
FRECCIAROSSAに乗り、フィレンツェ サンタ・マリア・ノベッラ駅を目指します。
所要時間は1時間半ちょい。

車窓から見える景色は、勾配のある広大な農村地帯に糸杉。
思い描いていた「ザ・トスカーナ」な景色に大興奮。

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サンタ・マリア・ノベッラ駅に着いたのは、
夜の20時過ぎ。

どうやら雨上がりだったようで、
石畳は濡れ、それに映り反射するオレンジ色の街灯がなんとも美しい。

「フィレンツェ」と言うと、イタリアの中でも指折りの観光地。
当然、広くて大きい駅で、車通なんかも多くて――と考えていたんですが、
SM・ノベッラ駅周辺は意外にも穏やか。

ガタガタと石畳の上をキャリーバックを引いて歩くこと15分〜20分。

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あまり人気(ひとけ)のないあたりだったので、
ちょっとばかし不安を抱えながらも、
無事フィレンツェ泊で滞在するホテルに到着。

今回宿泊したのは「Select Hotel Firenze」。

部屋に辿り着く前に一旦外に出ないとならない、という
ちょっと変わった部屋でしたが、部屋自体はなかなか綺麗。
時間も遅かったので、この日は都市間移動のみで終了。
荷物を置き、とりあえず腹ごしらえだけでも……。

「C’e un ristorante qui vicino?」
(この辺にレストランはありますか?)

ホールの人に訪ね、教えてもらったピッツェリアへ。

21時過ぎという遅い時間帯でしたが、
イタリア人の夜ご飯は遅い――ということで、
地元の人らしき人々でなかなか盛況。

サラダとボンゴレビアンコ。
そしてフォルマッジョのピザ。

そしてフィレンツェに来たからには
フィレンツェ名物、ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ!
……を弟くんは食べておりました。

なんだかとってもへとへとな私は、あまり食欲が出ず……
と言いつつ、ここで食べたボンゴレがとーっても美味しかったんだなあ。

部屋へと戻り、明日からのフィレンツェ散策に向けて、
この日は早めに休むのでした……。

閲覧ありがとうございます!
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